品質表示

地産直急便は4つの安全基準で品質を表示しています

野菜の質を表現する時に有機栽培やオーガニックなどの言葉が使われますが、肝心の中身がよくわからないことがよくあります。このようなことを是正するために国が有機JAS法を施行して栽培基準を定めました。
しかし、有機JASと同等かそれ以上に安全性の高い栽培を行いながらJAS表示をしていないケースも多く存在しています。というのも、JAS認定を受けるための費用や規制が負担となり、まったく農薬や化学肥料を使用していないにもかかわらず有機JASの取得を断念するケースが意外と多いからです。この他の認定においても同様の事情があり、結局はノーブランドで栽培出荷することを余儀なくさせられています。とくに小規模の経営では負担が増すことから、この傾向は顕著です。
ところが、有機栽培は小規模経営が主流を占めているのが現実です。一般的な農業(慣行農法)と比べて手間が掛かり、大規模化できないのが主な理由です。
当ショップでは、このような小規模有機農家にも参加してもらうため、栽培方法を確認の上で4つのカテゴリーに分類してホームページ上、及びショップ画面において表示を行っています。

▲有機JAS農産物 国が定めた有機栽培の基準に従って栽培された農産物です。生産者は認定機関から有機栽培に適合していると認定された畑で栽培を行い、出荷する農産物にはJASマークが貼られます。もし基準に違反した行為や資材が使われた場合は厳しい罰則規定も盛り込められています。基本的には無農薬・無化学肥料で栽培されています。

▲自然農法農産物 一般社団法人 MOA自然農法文化事業団が認定する農法。具体的には農薬や化学資材を一切使用せずに土づくりを行うことで本来土が持っている力を発揮させて作物を育てる栽培法です。使用する堆肥も枯葉や枯れ草を熟成させてつくる草質堆肥が中心で、動物性堆肥を使う場合も厳しい規定があり、より自然に近い栽培法がとられています。同事業団が認定した畑で栽培される農産物には自然農法マークが貼られます。

▲無農薬・無施肥栽培 農薬を使わず、化学肥料ばかりでなく堆肥自体の使用を行わない栽培法です。内容としては自然農法に近いのですが、土づくりの方法には独自の考え方があり、認定機関の枠に収まらないことが多く、自主的に管理を行っています。いずれにしろ安全性は極めて高く、野菜が本来持っている味覚を感じることができます。

▲無農薬・無化学肥料栽培 農薬と化学肥料は使用しませんが、堆肥においては動物性のものを使う場合があります。有機JASに近い栽培ですが、認定を受けていないためにマークを貼ることはできません。自主管理となりますが、安全性については十分に配慮されています。

 以上4つのカテゴリーの農産物が当ショップで販売されています。自主管理のカテゴリーについては畑と生産者に確認を行っておりますので、どうぞご安心してご利用下さい。